高橋落ちましたね


 こちらの記事に拠れば、アテネ五輪の女子マラソン代表が発表され、注目の高橋尚子選手は落選したとのこと。


 なんだかなぁ。個人的にはきっと裏目に出ると思います。マラソンって「速い選手」と「勝てる選手」は違うんですよね。高橋選手は「速くて強い選手」ですけど。高橋選手はマラソン8回で6回優勝、しかもアジア大会や世界の一流が集まるオリンピックで優勝しています。その高橋選手と、世界選手権で2位だった選手や国内レースで優勝した選手では正直格が違うと思うんですけど。野口はフルマラソンは国内での優勝2回だけだし、他の二人は1回だけです。
 まあ、高橋も去年は故障でほとんど走れなかったとかありますけど、東京国際女子の走りを見たら、やっぱり強いと思いましたけどね。「平凡なタイム」とか言いますけど、他の国内トップレベルといわれる同レース出場者のタイムと比べればいかに高橋が「あの状態」ですら強かったのかが分かります。


 っていうか、そもそも3人枠で一人は内定済みの選手選考で4レース先行レースがあるって意味わかんないんですけど。4人とも別の選手が優勝してたらどうするつもりだったんでしょう?もちろん、マラソンなんかの代表選手選考は難しいのは分かりますが、もうちょっとすっきりした形にした方がいいんじゃないでしょうか?
 そもそも、世界選手権で「2位」だったという理由で早い時期に一人決めてしまったのが問題なんでしょね。っていうか、いつもこれで問題がややこしくなってしまっている気がします。もう、一発勝負か前2年間ぐらいの戦績を陸連が勘案して決めるとかって言う風にした方がいいんじゃないですか?


 個人的にはきっとこの3人では金メダルを取れる可能性は無いと思います。他の「強い選手」に勝てないだろうからです。高橋は他の選手に勝てる「強い選手」です。もちろん、勝てない時だってありますけどね。この代表選手がメダルを逃したときの陸連批判は凄いんだろうなぁ、可哀想に。
 と、今から陸連の心配をしてみるテスト。