議論の行き着く先


 先般からh4150の価格に関連して、PDAの価格の議論があちらこちらで沸騰(?)していました。
 それに関していろいろそれぞれに思うところがあったようで、はてなダイアリーを止めてしまう方が出ました。


 一人の方は「自分の発言に責任を持てる場で発言したい」ということでご自分でblogを設置されてはてなの続きを再開されました。もう一人の方はどう身を振られるのかまだ分かりません。
 僕もそちらの議論(PDAに価格についての議論です)に一枚噛むつもりでしたが、止めます。ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、ネット上の議論でいちいちページを閉鎖されたりしていたら議論が出来なくなってしまいます。


 人には色んな意見があって、色んなところで賛成したり反対したりするものです。一点だけ意見がかみ合わなかったからって感情的な発言をしたり、具体的な行動をとっていたりしたら何も議論できません。まあ、その辺が日本人の議論下手なところなのかも知れません。
 blog形式って言うのはやっぱり日記と違って議論が活発に行えるって言うのが、いいところでもあり難しいところでもあります。今回はその難しさが出てしまったということでしょうか。


 こういった、議論によってはてなを止める人がでるって言うのは実ははてな内ではそれほど珍しいことではないようです。日本人にとって、意見を否定する、されることと、その意見をもつ人格を否定する、されることが峻別されていないというのも一つの原因なのでしょう。今回の件はそれとはちょっと違うかもしれませんけれど。
 一時期教育の現場でもてはやされたディベートも最近ではすっかりその影をひそめてしまったような感があります。はてなやblogが日本人のコミュニケーションや議論の訓練の場になればそれはそれで面白いなと思います。


 ※もう一人の方はココログに移られたようです。とりあえず収まるところに収まったようです。

 ※伝わらない部分もあったようですが、上記の文章は別に特定の個人を非難するものではありません。ある出来事に関連して一般論を書き、自戒を含めてネットで発言することの難しさと訓練の必要性を書いたつもりです。 
 僕はもちろん、稚拙であろうとこれからもここで、注意しながらも気楽に書きたい事を書いていくつもりです。