ちょっと意外
こちらの記事はちょっと面白いです。
今日本でPCの出荷台数が1番多いメーカーが富士通だとは知りませんでした。日本ではSony、NEC、松下の国内ライバルやDell、hpといった海外メーカーに押されっぱなしって言うイメージがありますよね。でもNECやSonyの約2倍。ノートPCでシェアNo.1の東芝と比べても1.5倍ほどのシェアを持っているとのこと。
しかも、ちゃんと利益を出しているんですね。よく「コンピュータ事業で利益を出しているのはDellとAppleだけ」なんて言われますが、最低2%、いいときで5%の利益を出しているというはDellたAppleと違ってちゃんと自社工場で生産しているメーカーとしてはとても立派な数字だと思います。富士通ってあんまり業績良くないって言うイメージがあったんですけどね。
それにしても世界のPC市場はDellとhpが本当に圧倒的なんですね。しかも、hpはちょっと前に当時シェア2位と3位のhpとCompaqが合併したわけですからDellの凄さが分かります。まあそれでも20%以下のシェアですからそれほど寡占化は進んでいないんですね。これもちょっと意外。
PC市場はこまごまとしたたくさんのメーカーが入り組んでいるんですね。まあある意味健全な市場といえるでしょうか。
その市場でこれまでDellの価格攻勢に追従していなかった富士通も、いよいよ価格競争に突入しそうだということです。でも、Dellみたいなビジネスモデルのところとまっとうなメーカーがガチで価格競争したらまず勝てないと思います。そういう意味ではこれまでのビジネススタンスが間違っていなかったんだろうと思います。
しかし、前年度が計画を下回ったということで価格引き下げを余儀なくされるとか。これが富士通のPCビジネスの曲がり角にならないことを祈ります。