今日からPHSで定額384kbps?


 こちらで日本通信のb-384の詳細が発表されています。b-mobileユーザー向けのトライアルが今日から始まります。
 DDIPocket回線を利用しているMVNOである日本通信による、128kPHSパケット通信を、アクセラレータによって体感速度を384kbpsに高めるサービスです。U100もそうですけど、サービス名に「384」って言う数字を出してくるところが何というか強気ですよね。それだけ自信があるって言うことでしょう。


 どうも、DDIPocketのトルネードweb機能と同じところが高速化ソリューションを提供しているようですね。トルネードweb機能のクライアントがインストールしてあるPCには、メッセージが出てインストールできないようです。
 もっとも、今のトルネードweb機能よりも高機能化されているようで、特定の画像だけをJavaスクリプトでクオリティを復活させて再読込できたりするようです。


 スピードテストなどでは3〜400kbpsの数値が出ているようですね。トルネードweb機能でも圧縮率の設定次第でそのぐらいは出るので、まあ妥当と言ったところでしょうか。
 ただ、これまでのb-mobileはクライアントレスでPDAMacなどでの利用が可能というメリットがありましたが、今回はこれは見切られてしまっています。それ以上にWindows環境でのさらなるスピードアップがビジネスとして旨みがあるという判断でしょう。


 このぐらいの通信速度で定額だと、本当にFOMAやEV-DOと言った3G移動体通信はPCからのデータ通信に関して言えば殆ど必要性を感じません。もっとも、ストリーミングに於いては素の速度しか出ませんので、3Gとはかなり差があります。でも、従量制の3G携帯でストリーミングなんかやったら諭吉さまに羽が生えてしまいますから、どっちにしろ使えないことには変わりありません(^^;
 そう言う意味では、トルネードweb機能やb-384はPCからのデータ通信という意味では3G携帯にとって非常に強敵になるのではないでしょうか?実際に自分でAirH"128kでトルネードweb機能を使っていますが、正直外ではもうこれで充分ですね。まあ、「速くて安い」他のサービスが出てくればまた別でしょうけど。


 何にしろ、金を掛けて新しい通信網を構築する以外の方法で安く通信速度を高めていく工夫をしているAirH"陣営。とても評価できると思います。