高いけど、その分の価値はある


 昨日発表されたZaurusSL-6000ですけど、オープン価格ですが企業向けと言うことでかなり高めの価格を予想しました。10万前後なのではないかと。
 こちらの記事に拠れば、正にそのとおりで9万から11万とのことです。


 最近の価格破壊されつつあるPDAマーケットの中においては破格の高値ですが、その内容からすればそれだけの価値はあると思います。だって、VGAでキーボードビルトインで2スロット、単体完結型にして、Windowsとの連携も簡単。ブラウザはOperaだし。こんなPDA他にありません。
 高いといえば4年前に発売された同じくVGA液晶搭載ZaurusMI-EX1が発売当初16万円程度でした。当初はそれ以外のQVGAZaurusも8万とか10万ぐらいしていたので、価格のバランスとしては当時とあまり変わっていないですね。全体的に下がっているので10万前後で収まったというところでしょうか。


 Zaurusって、一応PDAのカテゴリに入っていますが実質的にはアレってLinuxパソコンですよね。別にパソコンの定義にHD必須って事は無いですから。単体でネットワークにぶら下がって汎用端末として十分に機能するんですから普通に小さなパソコンな訳です。
 そういう訳で、これがパソコンであると考えれば10万円と言う価格は別段高くも無いんですよね。ちゃんとパソコンとして使うスキルがあればって言う話かもしれませんけど。まあ、ほとんどの人はパソコン持ち歩いてもWebとメールとテキスト入力とちょっとした画像処理ぐらいしかしないわけで、それぐらいなら別段スキルがな食っても普通に出来ちゃいますよね。まあ、それだけのためなら5万で買えるC750で良いじゃないかって言う気もしますが(^^;


 でもまあ、半透過型液晶に片手で、あるいは歩きながらでも使えるボディサイズでロングバッテリーライフのノートパソコンなんてありませんから。そういう意味でピンポイントでジャストフィットする人には正にこれしかないって言うデバイスですね。
 ちょっと急には手が出ませんが、久々本当に虎視眈々としています。