そんな事じゃダメですよ


 そういえば今朝はちょっと早く家を出たので職場の最寄駅に凄く早く着いてしまいました。乗り換えの連絡がやたらとよかったんですね(^^;
 で、あんまり早く仕事しはじめるのもアレなんで、ちょっと駅前のコンビニで立ち読みしてたんです。たまには携帯雑誌でも見てみようかなと思って手にとったのがこれ、ケータイbest。


 まあ、その内容自体は別に新しいわけでもなんでもなく、いくらでもネット上で拾えるような内容ばかりでした。情報自体の鮮度も低いし。あぁ、僕らがこうして無料でネットで拾っている情報を2週間とか1ヶ月遅れでお金出して買っている人もいるんだぁと、ちょっとデジタルデバイドに思いを馳せていたりしました。
 でもまあ、このテーマのエントリーはそんな事じゃないんです。


 その雑誌に見開きでDDIPocketの営業企画部長さんだかのインタビューが載っていました。ちょっと広告ぽかったですけど、「PR」とかの但し書きがなかったので、ちゃんとした記事だと思います。
 で、その記事、中身はほとんど読んでないんですけど、AirH"関連だと思います。ノートPCにAirH"端末をさして掲げる部長さんが大きく写っていました。で、ヘッドラインが

新しいスタイルのインターネットを楽しんでください

なんですよ。こりゃダメだと(^^; このヘッドラインで読む気をなくしました。だってそうでしょ?いまどき「インターネット」って… 何言ってるんだって感じです。TV屋さんが「TV見てください」とか雑誌編集長が「○○(←雑誌名)読んでください」とか言わないですよね。「○○と言う新番組面白いですよ」とか、「○○と言う連載が始まります」とかって言います。携帯キャリアだってそうですよ、インフラとしてのインターネットに繋がるのはあたりまえ、その中でじゃあどんな楽しい、有用なコンテンツが提供されているのかが重要なんです。


 まあ、AirH"の場合あくまでモバイルネットインフラとして商売してるみたいな面がありますからある程度しょうがないみたいな面があるのは事実です。でもそれを技術の人が言うならともかく営業の人が言っちゃいけない。そう思いませんか?
 やっぱりなんと言うか、目の付け所が1年半ぐらい、角度で言うと37度ぐらいずれてるんですよねぇ、DDIPocketは。定額モバイルを実現した技術と企画力はたいしたものです。これは革命だったといってもいい。でもそれはあくまでも移動体通信キャリアとしてのビジネスのベースに過ぎない。その定額インフラの上でユーザーに何を提供するのか、何を体験させるのかが足りないんです。


 i-modeの大成功はそこをきっちり抑えてあるからプアなインフラでもビジネス的な成功を収めたんです。DDIPocketはモバイルインターネットにはなくてはならないキャリアだと思います。そういう意味で、もうちょっとちゃんと移動体通信ビジネスをやって欲しいと思います。このままではただのインフラ屋になっちゃいそう。
 もちろん、逆に完全にインフラ屋になって上屋はMVNOに任せるって言う手も全然ありだとは思いますけどね。b-mobilebitWarpの方が移動体通信キャリアとしては面白いことやってますよね。


 やっぱり、京セラ系の企業って言うのはビジネスが下手なんだなぁと思った朝のコンビニエンスストアでした。