やっぱりこれをやって欲しかった、MobiTV


 こちらPSC SprintのリアルタイムTV視聴サービスMoviTVの提供が開始されています。


 これは対応電話機を使って、データ通信でリアルタイムに通常のTV番組が見られるもののようです。普段見ているのTVでの人気チャンネルがそのまま月約10ドルで携帯電話で視聴できるようですね。
 音声はストリーミングで、画像はコマ送りのような感じで視聴するようです。まあ、ニュース番組のようなものならそれで十分だと思います。PSC SprintはCDMAをサービスしているキャリアで、既にデータ通信の定額コースはサービスされています。つまり、このサービスと合わせれば、どこでも定額モバイルTVの出来上がりですね。


 auもCDMA1xWinでEZチャンネルを始めますが、こんな中途半端なものじゃなくて、バシッとアナログTVのコンテンツを配信して欲しかったです。
 ここら辺の違いは、本当の競争があるかどうかなんでしょうねぇ。アメリカの通信キャリアは今、ナンバーポータビリティによって未曾有の競争時代に突入しようとしています。そのなかで、キャッシュバックや長期契約での割引なども大々的に行われているようですが、こういった他にないコンテンツでユーザーを引き留める、あるいは獲得するって言うのが最も理にかなった方法でしょう。


 進んでいるといわれつづけてきた日本の携帯インターネット、携帯マルチメディア。最近の海外からのニュースでは本当に後塵を拝しつつあります。日本のメーカーもどんどん世界に進出しつつあります。今回もSanyoのおなじみのボディの端末が、ちゃんと対応機器に入っています。あの小さなボディでどこでもTVって言うのは、ちょっとすごいですよね。
 このままでは規模の違う海外向け端末が開発の中心となってしまい、日本向けの端末は後回し、あるいは1世代前のものなんていう状況にもなりかねません。日本の通信キャリアは、古い収益構造にとらわれないでもっともっと頑張って欲しいです。そうでないと、それこそまとめてダメになるなんていう事態を引き起こしかねないと思います。


 日本のモバイラーには世知辛い世の中になってしまいましたねぇ… <ってちょっと使い方が間違っているような気がする(^^;