大丈夫なんか?地上デジタルTV


 まったく、またこんなことやってるよ…


 最近鳴り物入りで大騒ぎの地上デジタルTV。いよいよ12/1から東京大阪名古屋で始まります。そのタイミングで都合よく出てきたこのアンケート結果。よく恥ずかしくもなくこんなもの発表するよな…
 だって、アンケート取ってるのがTVの広告収入で飯を食っているTV局と広告代理店です。こんなの、ラーメン屋が「当店のラーメンを95%の人が食べたいといいました」って店の前に張り紙しているのと何ら変わりません。やってて恥ずかしくないんでしょか(^^;


 だいたい、なんだかもう地上デジタルTVの成功は間違いないというように言われていますが、先ずはこの記事を読めば、そこでいったい何が行われているのかちょっと分かります。BSデジタルも1000万視聴者で成功間違いなしと鳴り物入りで始まりました。そこで得をしたのはいったい誰なのか?
 この辺の話はこの記事を読んでもらえればもう一目瞭然、単に放送業界官民上げての「新しいデジタルTV買ってね」の1代キャンペーンに過ぎないって言うのがよく分かると思います。しかもそこで予測として上げられている数字はもう提灯みたいなものでまったく信用ならないどころか、生産能力を考えても実現不可能な数字といってもいいものです。


 何かもうね、日本って言う国はいったいどうなっちゃったんだろうと不安に思います。アクアラインやムネオロードとまったく同じことが放送業界っていうか、市民のもっとも身近なメディアであるTV放送においても行われているんです。
 これが書籍業界で行われたらどうなりますかね。

 「10年後に紙に印刷しての出版は終了。電子書籍による出版に切り替え。国民は各自電子書籍リーダーを購入してください。いろいろ便利になりますよ、あれが出来たりこれが出来たり…」

こんな方法でのメディアの切り替えなんてありえないですよね…


 しかも地上デジタルは、実は推進側が言うほど革命的なものでも便利なものでもありません。その辺はちょっと調べてもらえば分かります。もうなんていうか欺瞞の嵐です。日本の官民力を合わせてこんなに欺瞞チックなことを正々堂々とやっていていいものかと、ちょっと不安になります。
 地上デジタルTVはモバイル界隈にも首を突っ込んでいますので、その辺どうなるか不安です。例えばチューナー付の携帯を買ったけど、みたいコンテンツが全然ないとか(^^;そんな事になりそうな悪寒。しかも地上デジタルへの移行に伴い発生する莫大な費用のほとんどは携帯電話会社が払っています。別に総務省が集金に行ってるわけじゃありませんけど、電波利用税から支出されているんですね。そのほとんどが携帯電話会社によって収められたものです。


 本当にアナログ放送止めるのかなぁ?実際そのころになったら「いや、やっぱりまだやります」とか言ってそうですね。第一、大量に廃棄物になるアナログTVはどうするつもりなんでしょう?そもそもそれを粗大ゴミとして出すときだって消費者に金銭的な負担がかかるっつうの。
 もう、いろいろ考えているといいかげんにしてくださいと小一時間(ry