HP iPAQ Pocket PC h2210発売

 hpにて、h2210の発売がアナウンスされています。既にこちらで購入できるようになっています。
 待望の2スロットの小型iPaqですね。アメリカでの発売から3ヶ月というのは、これまでのCompaqの1年以上も先になってしまい機を逃していたのから比べると雲泥の差です。Compaqとhpの日本への取り組みの意識の違いでしょうか?


 これはある種、これまでのPPCの完成形だと思います。小型軽量で2スロット、PCとPIMを同期し、単体でもネット接続に強い。CPUパワーを生かしたマルチメディアファイルの再生にも強く、PCとのドキュメントの互換性も高い。
 まあ、パームサイズPDAの完成形だといってもいいと思います。それがあのサイズで144gですからとても魅力的。簡単に言えば、PalmVxに標準のフリップカバーをつけた状態とほぼ同じサイズ&重量です。それが39,800円で購入できるわけですから良い時代になりました。


 h1937といい、最近hpはがんばっていますね。この方向では独壇場じゃないでしょうか?ここ数年売上高ベースでPDAシェアトップなのもうなずけます。
 僕は今回PIMを携帯に移行してしまいましたが、PDAの中から選ぶならh1927か、これにしただろうなぁとおもいます。Palmの方もTungsten|Eの噂や、新シンプルクリエの情報など出てきていますが、個人的にはこちらの方が魅力ありますね。


 これ以外にもキーボードつきの折りたたみモデルなどいろいろ噂もありますが、hpにはWindowsMobile界の雄としてがんがん言って欲しいです。WindowsMobileも2004になるとVGAやビルトインキーボードをサポートするなどかなり仕様的に変化があるようです。それらの仕様に対応したモデルが出てくればまたPDA全体の状況が変わってくるかもしれませんね。
 ダイレクト販売のみというのがちょっと残念ではありますが、この内容とこの価格で日本では不調のPPCマーケットの起爆剤になってくれたらいいなぁとおもいます。