メモ機能紹介

 というわけで、次はメモ機能の紹介です。
 J-T010には基本機能として20件、一件512byteのメモ機能があります。っていうと、なんだか使えなさそうですが、実際にはそんなことはありません。


 起動自体はその他の機能と同様にショートカットに登録して行うのがいいでしょう。僕はショートカットボタンを押してカーソルが合っている一番左上にメモ機能へのショートカットを置いています。2タッチで一覧画面が立ちあがって、そこから空のメモを選べば新規入力できます。入力自体は予測変換やモード切替なしでの半角英数カナ入力が使えますから、通常のメモを取る分には個人的には問題ありません。
 また、既に入力済みのメモを選択すると、入力できない状態で開きます。不用意な書き換えを防止できるいい仕様だと思います。もちろんそこから左ソフトキーの「編集」ワンタッチで編集できます。


 まあ、基本機能としてはこんなものなのですが、一番気になるのが20件の件数制限だと思います。すぐにオーバーしてしまいそう。でも、オーバーしていいんです。っていうと言い方が変ですね。オーバーして入力できなくなる仕様なので、整理しようとします。そこがいいんです。
 J-T010はテキストをクリップボードを経由して本体やSDのデータフォルダに書き出すことが出来ます。これはPIM系機能が充実しているauの端末では出来ないことです。J-SH5xでは出来ますね。つまり、どんどんメモして、残すべきメモだけデータフォルダにフォルダでも作って整理しておけばいいんです。そこにあるテキストファイルはいつでも閲覧できますから、閲覧には問題ありません。修正もビューアーから「内容コピー」を選んでいったんメモ貼り付ければ可能です。


 「メモ」って、捨てるメモと残すメモを峻別していくことが重要です。でも、PDAのメモ機能っていくらでも入るし検索機能もあるからそこを手を抜きがちです。でもJ-T010のメモ機能だとそこを手を抜くことが出来ません(^^; だから、もしかするとメモの整理活用という意味ではJ-T010のメモ機能はとても優れているかもしれません。
 SDに書き出したテキストは当然PC上でも.txtファイルとして普通に閲覧することが出来ますからPCとの連携もばっちりです。もちろん逆も可能で、PCで入力したテキストを普通にSDのデータフォルダに放り込んでやればJ-T010で閲覧することが出来ますし、クリップボードの容量以内であればコピーしてJ-T010で編集することも出来ます。


 すでに結構使っていますけど、必要十分なメモ機能だと感じます。ただ、J-T010で通話中は機能としてはもちろん使えるのですが、双方向の手ぶら通話が出来ない(受話側のスピーカフォンのみ対応)ので、イヤフォンマイクが無いと使うのは難しいでしょう。そのイヤフォンマイク端子が独自形式だというのはちょっと惜しいところ。
 まあ、「ちょっと待ってね」って言える相手なら無問題かな(^^;


 それから「メモ機能」としてはボイスメモがあります。これがかなり実用的です。本体メモリだけで最大2時間以上も録音することが出来ます。起動もサイドキー長押しに割り当てられて、スタートとストップもサイドキーで操作できるので、J-T010を閉じたまま起動>録音>保存することが出来ます。J-T010に口を近づけてしゃべれば十分に録音できるので、とっさのメモには非常に便利です。
 これが、録音を再生しながらテキスト入力が出来れば最高なんですが、さすがにそこまでは無理みたいですね(^^; でも、移動中とかのとっさのメモはボイスメモで確認しながら後で選択、入力>データフォルダにテキスト保存っていう効率的なメモ機能の運用が出来ます。まあ、紙の小さなメモ帳も持っておいた方がいいかもしれないですけど、それはPDAでもPCでも一緒ですね。僕も小さなリングメモをいつも持っています。


 まあ、こんな感じです。そうだ、昨日気が付いたんですが「ショートカットボタン長押し」にショートカットに登録した機能の中から一つ選んで登録することが出来ます。ここにメモ機能を登録するのも便利かもしれませんね。僕は今はSDデータフォルダを暫定的に登録しています。いろんなデータを閲覧するときに一気にSDデータフォルダまで降りれてかなり便利。PPCでボタンにエクスプーラーを割り当てているような感じ。
 J-T010は、かなり自分の使いやすいように各機能の起動の方法を自由に選択することが出来ます。サイドキー割り当てもいくつかの機能が選べます。その中から僕はボイスメモを選んでいるわけですね。


 メモツールとしてはJ-T010、かなり使えます。