Todo機能紹介

 さて、J-T010機能個別レビュー、スケジュールの次はTodoです。


 Todo機能は非常にシンプル。特別デフォルトでのショートカットボタンもありませんから「ショートカット」に登録します。2タッチで立ち上げられるってことですね。まあPalmでADAを使って立ち上げているようなものです(^^;
 リスト表示画面が基本。左ソフトキーが「追加」ボタンで、ワンタッチで新しいTodoを追加できます。右ソフトキーが「消化」になっていて、すんだら項目がハイライトされた状態でそのボタンを押せば完了です。真ん中のソフトキーの「メニュー」から「表示切替」で「全権表示」「未消化のみ」「消化済みのみ」が選べるので、「未消化のみ」を選んでおけば、「消化」ボタンを押した時点でリストから消えます。結構気持ちいいかも(^^;


 「オプション」で優先度やらカテゴリやら設定できますが、それにしたがってソートする機能はないようです。単純に、消化期日の早いもの順に並びます。そういう意味ではとてもシンプルですね。
 この辺の項目と機能の齟齬は、内部的にはvCardを使っていて、それをどうユーザーに使わせるかって言う部分で全ての機能を実装していないということだと思います。そもそも僕は「Todo」と言っていますが、J-T010的には「アクションアイテム」です。これって、Outlookから引きずられているvCardでの呼称ですよね。


 で、このTodoはスケジュールの一日画面に存在が表示されるほか、メイン、サブ両方の液晶に表示させることが出来ます。何度か書いてますが、僕はメイン液晶にスケジューラーをサブ液晶にTodoを表示しています。この辺はいつでもドコでも持ち運んで、目にすることが多い携帯にPIM機能がつまれている点を最高に生かすことが出来ます。
 シンプルながら必要十分なTodo機能だと感じています。


 ただ、これもスケジュールデータと同様、独自形式でのバックアップのみ対応しています。項目を見るとどう考えても内部的にはvCardだろうと思われるのですが、そのまま外に吐き出しことができません。SDにバックアップされたファイルも設定ファイル(?)と一緒にフォルダごとに保存されるバイナリで、バイナリエディタで見ても通常のテキストとして扱うことは不可能でした。分割して圧縮でもしてるんでしょうか?
 ところで、一昨日書いた動画ですが、これも端末内では独自形式となっています。僕はてっきりカードをそのままPCに差し替えればMPEGファイル化何かでエクスプローラーから開けるものだとばかり思っていました。ところが専用ユーティリティを使って一度PCで変換しないとPCで扱うことが出来ません。この辺がちょっと仕様的にどうなのよ?っていう部分ではあります。


 J-T010って、全般にPCとの連携はまったくといっていいほど考えられていません。同じJ-PHONEのSD対応端末であるJ-SH5xシリーズが非常にPCとシームレスに情報をやり取りできることを考えるとちょっと納得できない部分ではあります。
 もっとも0xシリーズであるので、どちらかというとPCと連携させるようなマニア向けには作っていないのだろうということではあります。単体で使っている分にはPIM系もカメラもビデオも非常に使いやすく楽しいです。


 まあ、どっちにしろ早いところSDリーダライタを買いましょうって言うことですね。