う〜ん、残念

 こちらの記事によれば、NTTドコモPHS端末の新機開発を止めたようです。


 毎度お騒がせの日経の記事ですが、今回は開発メーカーであるシャープに通知がきたと言う報道ですので誤報の可能性はあまり無いと思います。
 タイトルだけ読むと音声端末だけのようですが、本文ではカード型端末まで含めての開発中止だと書かれています。新機契約も将来的には打ちきるとのこと。こういう会社の言う「将来」は近い将来なんですよね。


 しかし残念です。この春からの@FreeDサービスでの盛り返しが期待されていたのに。確かに通信キャリアの状態の一つのバロメーターである新機加入者数でも、@FreeD開始直後は順調でしたが、7月からは再び純減でしたからしょうがないのかもしれません。
 計画ほどは@FreeD効果が無かったのか、それともここまで全て計画的なものなのかが気になるところではあります。


 これで、PHSを本腰を入れてサービスするのはDDIポケット一社になってしまいますね。アステルはもう死に体だし。DDIポケット自体はここ数年黒字のようだし、アジアへの進出なども進めていてサービスそのものに対する不安は殆ど無いと思います。
 しかしPHS市場に競争が無くなってしまうのはあまり良いことではないでしょうね。@FreeD開始で、AirH”の値下げも期待されていたのに、競争相手が勝手にリングを降りてしまいました。ちょっと難しそうですね。


 まあ、DDIポケットはもともと携帯を競争相手と考えているようなところがあるので、いきなり殿様商売を始めるようなことは無いと思いますけど。
 しかしPHS市場、ますます厳しくなってきましたね。少なくともPHSに替わる低廉な移動体通信が登場するまでは頑張って欲しいと思います。