Bluetooth内蔵携帯A5504T発表


 既にあちらこちらで取り上げられていますが、こちらauからBluetooth内蔵のCDMA1x端末A5504Tが発表されています。
 本当に国内からは久々のBluetooth内蔵携帯の発表です。今回はなかなかいい感じだと思います。


 何が良いって、この端末からBluetoothを外しても全く問題無いのが良いです(^^; と言うのも、これまで日本で使うことが出来たBluetooth内蔵携帯は、Bluetoothがその存在価値の中心に据えられているようなものが多く、一般のユーザーにアピールするようなものではありませんでした。
 C413Sは、当時既に携帯のデザインのメインストリームが折りたたみに移行しつつある中でストレートで出たため、一部の「ストレート好き」には指示されたものの、それほどヒットしませんでした。633SもドコモPHSということで、音声端末としてはそもそも厳しいと言う面があるのか、流通自体厳しいんじゃないかと言うような感じでした(^^; 殆ど見かけませんでしたよね。Nokia6650にいたっては、vodafoneVGSネットワークで利用できるものの、端末単体では日本語表示も出来ません。こんな風に、これまでの日本のBluetooth内蔵携帯は「Bluetoothを使うために買う」物だったのです。


 でもA5504Tは違いますよね。基本機能はきっちりと今の水準だし、100万画素CCDで撮影した静止画や動画をTV出力できたり、辞書内蔵だったりといった個性もちゃんと持っています。Bluetoothを使わないユーザーから見ても選択する理由があります。
 はっきり言って、日本のデータ通信事情の中でBluetoothユーザーだけに的を絞って端末を作るのは厳しいものがあると思います。そういう意味では「Bluetoothも入ってますよ」というスタンスの今回の端末はそれが逆にBluetoothをある程度定着させるきっかけになるんじゃないかと思っています。


 内蔵Bluetoothそのものに関しては、もうちょっといろいろプロファイルを積んで欲しかったとか、ON/OFFは簡単に出来るのか?とかありますけど、まあその辺は鷹揚にということで(^^;