日本IBMから


 こちらの記事に拠れば、日本IBが「新書サイズの超小型・軽量パソコン」を開発したとのこと。
 こちらで、「試作品」としてプレスリリースされています。


 ってこれ、

手のひらに乗るほぼ新書本の大きさで、超小型演算処理装置(MPU)や記憶装置など中核機能だけを収めた。本体を持ち運び、移動先にあるモニターやキーボードに接続して使う。

とありますし、AntelopeのMCCですよねぇ。これ自体もともと米IBMの研究所が開発したMetaPadのライセンシーみたいなものだし。
 まあ、それが日本で発売されそうなのはとても楽しみです。主に企業向けみたいですが、

 25日に受注を開始。価格は未定だが、1000台単位の注文があれば「20万円を切ることも可能」という。

とのことなので、価格的にも頑張っている感じもします。


 最近はこの手のものもマニアなショップなどが扱ったりしますから、意外と簡単に一般でも手に入るようになるかもしれませんね。ただ、MCC的なものが今どれほど魅力があるのかといえばちょっと微妙な感じはしますが。
 お金に余裕があれば今年後半から来年ぐらいに出てくると思われるMicroPCまでの繋ぎに使うにはいいかもしれませんね(^^;


 とりあえず「手のひらサイズPC」の日本第1号ということで。え?PC110があったじゃないかって?あれは630gで両手でハンドリングでしたから、まだ「手のひらサイズ」とはいえませんよ。
 っていうか、会社のデスクの一番奥にPC110眠ってますよ(^^; 今でも時々取り出してキーボードいじったりするといいなぁと思いますね。

※追記


 こちらの記事によれば、「PC Core System」はAntelopeのMCCではなくてMetaPadのコンセプトを日本IBMで独自に製品化したもののようですね。
 となるとこんな感じのモジュールは使えなくて、本当に家とオフィスのデスクトップ環境を行き来するだけなんでしょうか?それだとちょっとモバイル的には魅力ないですね。


 それなら正直、ポータブルHDで事足りちゃいますよね… H/Wスペックも無駄にならないし。
 どうなの?PCS?