一瞬おっと思いましたが


 こちらの記事によれば、NTTは1Gバイトのデータを記録できる切手サイズのプラスチック媒体「Info-MICA」を開発したとのこと。


 一瞬おっ!?と思いましたよ。でも記事を読むとう〜ん微妙って感じ。確かに量産時のコストが100〜200円っていうのは魅力的ですね。また、コピーがしにくいっていうのもコンテンツプロバイダーから見れば魅力的だと思います。
 でも、結局また一つメモリストレージの規格が増えるんですか?ユーザーとしてはその辺もういい加減にして欲しいんですけど。


 確かにドライブレベルでのSDとの共存は可能なようですが、それならSDの製造コストを下げるためにSDの中にこっそりこれを入れてくれた方が嬉しいんですけど。結局両方読めるドライブが出たって、SDしか読めない機器は世の中に沢山存在しているわけだし、携帯での利用を想定していると言いますが、同じグループのNTTドコモはすっかりminiSD採用一色になってしまっています。
 転送速度も理論的には上がるとは言え現状1.5MB/sec程度のようです。1Gのものは1.5MB/secのまま登場させる計画のようですが、遅い大容量メディアってあんまり意味無いんですよね。っていうか、正直使っていて辛いです。ちなみにSDは今10MB/seで、1G以上のものは20MB/seになる予定です。MSProも20MB/seですね。


 SDも規格的には32Gまでは拡張できるはずだし16G製品はすでにロードマップに登場しています。つまり容量の面でのアドバンテージは今回のメディアにはないわけですよね。
 もちろん、コストが安く配布メディアや使い捨て的な目的のメディアとしては使い易いっていうのはあるかも知れません。でも、そのために一つドライブを増やさなくちゃならないんじゃコストのメリットも半減です。


 新しいメディアも良いですけど、その辺ユーザーがコストを負担することのないようにお願いしますね。地道にSDなどのフラッシュのコストを下げる方が良いんじゃないですかね?