モバイルAVケータイ


 こちらの記事に拠れば、SO505iSメモリーカード上の音楽ファイルや動画ファイルが再生可能な「モバイルAVケータイ」として登場するとのこと。


 音楽で5時間半、動画で2時間の再生が可能なようです。音楽はATRAC3、動画はモバイルムービー形式とのことです。「PCはVAIO、TVはWEGA」って人ならもうお気軽お手軽モバイル・ミュージック&ムービーですね。再生中も着信があればちゃんと音楽再生を停止してイヤフォンから着信音が鳴るようですし、モバイルムービー形式での動画撮影も出来るようです。
 リンク先の動画再生中の写真を見てもQVGAでの再生は字幕もちゃんと読めて十分に実用に耐えそう。高精彩で小さな液晶での動画再生はクオリティのあまり高くない動画ファイルでも十分に鑑賞できるので、なかなか面白い使い方が出来そうです。こういうときにターンスタイルは最適ですね。


 ただ、ちょっと納得できないのがMSProに非対応だということです。つまり使えるカードの最大容量は128Mバイトまでで、QVGAサイズの動画では1時間程度しか入りません。つまり、ドラマ一本入れたら他のデータはほとんど入らないってことです。
 もちろんQCIFサイズまで落とせば2時間まで入るので他のデータと共存させられるかもしれませんが、現実的ではないでしょう。っていうか、QVGAで見れるものならQVGAで見たいっていうのが人情ですよね。結局留守録のことも考えると、通常のデータ用に1枚と動画用に2枚の128kのカードを、計3枚のメモリーカードが必要ですかね。


 なんだか、SonyのMS戦略に乗せられまくりの予感(^^; まあ、128kのカードならそれほど高価ではないのでいいといえばいいのかも知れませんけど。
 その点PanasonicSharpの端末でも動画再生が出来るようになってきていますが、それらはSDカードですのでより大容量のカードを比較的割安で使うことが出来ます。動画の形式もある程度収斂しつつあるようですし、「Sonyマンセーっ!!」な人以外は動画に関してはそちらを考えた方がいいかもしれませんね。


 でもまあ、携帯での動画なんて通勤中の数十分のことかもしれないので、QVGAで1時間分入れられればいいのかなとも思います。以前からチョコチョコと実装されていた携帯での動画機能。いよいよユーザーフレンドリーなレベルにまで落ちてきました。来年は携帯での動画利用が花開くかもしれませんね。
 PDAでの動画利用もPCでのエンコードがどうのって言う手間を省けば携帯以上の快適さを演出することが出来ると思います。例えばZaurusなどの大画面で見る動画はやはり携帯の画面で見るのとは違いますから。その辺頑張って欲しいですね。


 何にしても楽しみですね、モバイルムービー(^^